6月4日 19:30〜

場所:ReTHINK Books

『世界最速でミシュランで星を取るには? Rethink FUKUOKA PROJECT -『ミライの食』を見つめる。-』

「福岡」を舞台に、異なるジャンルで活躍する企業や人々を有機的につなぎ合う、Rethink FUKUOKA PROJECT。
このプロジェクト内で、サイノウがプロデュースする第一弾イベント-『ミライの食』を見つめる-を「本とビールと焼酎と。Rethink with Ploom Tech」で開催しました。

ゲスト紹介

レストランプロデューサー

大橋直誉

調理師学校卒業後、東京の「レストランひらまつ」に料理人として入社。翌年、サービス・ソムリエに転向。2011年に渡仏し、ソムリエを務める。帰国後、白金台の三ツ星レストラン「Quintessense」で働き、レストラン移転に伴い同場所にて「TIRPSE」を開業。世界最速でミシュラン一つ星を獲得。

筋肉紳士集団ALL OUT代表

小原明人

前職は株式会社リクルートジョブズで人材領域の仕事に従事し、2013年5月に福岡の地へ移住と共にスマイルアカデミーを設立。現在は筋肉紳士集団「ALL OUT」のプロデュースなど全国で200名以上のマッチョ人材のキャスティング事業を行う。「Change the body! Change the world!」を理念に本気で筋肉で世界を変えるべく奮闘中。

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「食」に対する視点 ~機能と美食~

「今日食べたものが明日の体を作る」(筋肉小原)

トレーニングに対して”超回復”と呼ばれる肉体への効果を最大限に発揮させるために【機能】を追求する筋肉紳士集団ALLOUT代表の小原明人さん。 東京で展開されている筋肉食堂やFLUX CAFEなどの機能性を重視した飲食店。「それだけ摂取していれば栄養は十分なので、美食は体験として楽しもう」という思想のアメリカ産まれのオープンソース機能性食品・ソイレントというキーワードがでてきました。機能性とそこそこの美味しさに特化することで、食費に対する効果を最大化する。筋肉小原は自宅でナッツしか食べていないそうです。そもそも脂肪は食べ物が簡単に手に入らない時のために、栄養を蓄えるための機能なので、食べ物がいつでもどこでも手に入る今の日本では必要のないものなのかもしれません。

「未来の料理は、ない。」(大橋さん)

一方、体験として空間や調理法、食材などを追求する大橋さんからは意外にも”すべての調理法などは出尽くしている”とのこと。分子ガストロノミーなどで有名なスペインのエル・ブジでも、料理の研究に費やすため1年のうち半分しか営業しないにもかかわらず、「宇宙から野菜が降ってこないかぎりは新しい料理は作れない。」と言われているそうです。 ITスタートアップや音楽のコード進行と同じように、掛け合わせ組み合わせ=イノベーションが必要になってきているのは、食の世界などあらゆる分野で同じだということが再認識できました。

今、注目する「食」とは? ~共通の注目~

「注目してるのは”昆虫”」(筋肉小原・大橋さん)

そんな二人が共通して注目しているのは”昆虫”。7億人とも言われている飢餓を救うためにも非常に期待されている理由は、栄養価がかなり高いから、だそう。サイノウとしても先日、フィンランドでお仕事をさせていただいたのだが、そのときに訪問した大学でも、ベンチャー企業がコオロギの大量生産に取り組んでいました。また、あのFAO(国際連合食料農業機関)が、食料問題の切り札としての昆虫食について、報告書を発表したことから考えても、2人の注目は『ミライの食』に大きく関与してくることだろう。

ゲスト2人によるコラボレーションは可能なのか
~糸島でキャンプ?!~

「定期的に福岡には訪れたい」(大橋さん)

東京のフレンチ界で大成功を収めている大橋さんだが、「福岡にお店を出すのは難しい」と、びっくりするような発言がありました。福岡にはおいしくてリーズナブルなお店がたくさんあるから、という理由だそうだ。福岡に住む1人として、ミシュランの星を世界最速で獲った方から、そのような意見をいただけることは非常に嬉しいことです。 また、定期的に福岡に訪れたいということで、今後、大橋さんと筋肉小原さんと、今回イベントで、モデレーターをつとめたサイノウ代表の村上純志やタビラボ代表のびんちゃんも含めたコラボレーションを考えてみました。「糸島半島に食材を持ち寄って運動をしたりフェスっぽさを出しながらグラビングキャンプしたいよね。」という結論に至り、今後も楽しみです。

世界最速でミシュランで星を取るには?

最後にタイトルの質問への大橋さんの答えは? 参加者「世界最速でミシュラン1つ星を取るには?」 大橋さん「(ミシュラン発刊の)締め切りギリギリでオープンするだけです」

7月もサイノウとしてのイベントを開催しますので、お楽しみに!

Writed by saino.co

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