2016年9月13日 19時〜

場所:Rethink Books

『旅とは自分を見つめること。Rethink FUKUOKA PROJECT -ミライの働くとは?『タビ』-』

「福岡」を舞台に、異なるジャンルで活躍する企業や人々を有機的につなぎ合う、Rethink FUKUOKA PROJECT。
このプロジェクト内で、サイノウがプロデュースする第四弾イベント-ミライの働くとは?『タビ』-を「Rethink Books 本とビールと焼酎と。Rethink with Ploom Tech」で開催しました。

ゲスト紹介

自転車冒険家

西野旅峰

1982年山口県下関市生まれ。佐賀大学在籍中に自転車九州一周に飛び出し、日本のみならず北南米、欧州アフリカ大陸縦断を行い昨年帰国。-60℃から60℃の世界を自転車と野宿で渡ってきた。いまだ自転車による世界一周と新たなライフワークに挑戦中。夢を語り実践する大人であり続ける事を通じた社会還元を行っている

日本ワーキングホリデー協会九州統括

藤田逸郎

福岡県出身。大学卒業と同時にワーキングホリデーにて渡豪。I am surfingから始まった初めての海外生活だが帰国前にTOEIC850点取得。約2年間の豪州生活後は約40か国を世界を旅する。現在は日本ワーキングホリデー協会の九州統括として勤務する傍ら、海外とつながるカフェをコンセプトに福岡・熊本・東京にて4店舗カフェ「Manly」を経営。

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タビという働き方って?〜旅と働くことの違いとは?〜

「死ぬ時に後悔なく死にたい」(西野旅峰)

みなさんの周りには世界一周した人がいますか?今回ゲストでお呼びした西野さんは世界一周中の旅人だ。しかし、”普通の”世界一周はしていない。 寒い時に寒い地域を、暑い時に暑い地域を訪れ、しかも自転車で世界一周という偉業を成し遂げている途中の西野さん。第一ステージとして北南米大陸縦断を果たした後、欧州最北端から、南アフリカ喜望峰を目指した第二ステージもクリア。寒い時はー60度、暑い時は日向で70度。常識を覆す温度だ。 そんな西野さんは「旅は働き方ではなく、生き方だ」と、自分なりの旅の定義を話してくれた。また、世界を見てきた西野さんの目標は、「死ぬ時に全く後悔がない状態で死にたい」だそうだ。

「旅することで人生が変わる」(藤田逸郎)

今回のイベントのもう1人のゲストは、日本ワーキングホリデー協会福岡統括の藤田逸郎さん。ワーホリに携わる一方で、ダイニングバーMnalyのオーナーも勤めている。藤田さんは、自分自身のワーキングホリデーの経験が人生のターニングポイントだったという話から、「旅をすること、海外という文化に触れることで人生は変わる」と力強く語った。また、若者に向けた言葉として、目の前の楽しさも大切だけど、10年後や20年後年後が一番人生で楽しい時だから、その時を見据えて行動することが大事だとメッセージを残してくれた。ワーキングホリデーは留学よりも格安でできることから、海外経験をするには有効な手段の一つかもしれない。

これまでの非日常な経験〜旅じゃないとできない経験とは?〜

「I'm surfing と最初は言ってました(笑)」(藤田逸郎)

藤田さんは最初は本当に英語が苦手だったそう。「僕は本当に英語が苦手で、最初「I'm surfing」とか言ってました(笑)」という発言に会場は笑いの渦に。英語が苦手なことから、空港でYESしか答えられずに、長い間空港から出れないことがあったそうだ。また、インドの沙羅双樹の下でどうしても座禅を組みたいと思って、柵を乗り越えようとすると、係りの人に止められたとか…。旅を経験した人からは、多くの面白い話が出てきますね(笑)。

「ー25度なんて春の気候です」(西野旅峰)

今回モデレーターを務めたのは、新福剣士くん(写真上)。TABBIPOが主催したプレゼンイベントで優勝し、来年世界一周することが決まっている。剣士くんの世界一周のテーマは「宮川だいすけを超えろ!世界のお祭り男」だそうだ。実はまだ海外未経験だそうだが、あえて知らない状態で飛び込むことにストーリーがあると話してくれた。そんな剣士くんに、西野さんの非日常な経験の話が。ー60度の世界は、指が凍ったり、吐いた息が一瞬で氷になる世界だという。盗賊に襲われて死にそうな経験もあったとか…。恐ろしくもある西野さんの経験談にも、剣士くんは負けずに楽しんできますと力強く答え、会場からは応援の声もあがった。 ゲストお二方の、すごすぎる話に、今回もモデレーターを務めたサイノウの松口健司(写真下)ことまつけんは、旅という経験は価値観を広げるものだと強引にまとめた(笑)。

旅の魅力は?〜これから変化を続ける社会における旅の立ち位置〜

「旅は自分を見つめること。」(西野旅峰)

今後、人工知能などが発達してくる時代で、2045年には人間の脳を人工知能が超えるという意味の”シンギュラリティ”の時代がくるという。そのような時代において、旅の魅力とは何であろう。西野さんは、スマホがないからこそ、旅では圧倒的な孤独状態を作ることができると話してくれた。それを経験することで、逆に人とのつながりを感じることができるそうだ。また、自分のことを見つめ直す機会となり、いろんな場所を回る水平的な経験ではなく、自分を見つめる垂直的な深い経験が大事だそうだ。 藤田さんは、お隣の国・韓国と日本のワーキングホリデー経験者数の圧倒的違いを危惧した上で、ワーキングホリデーという観点から日本を変えたいと話してくれた。多くの日本人が海外の人とコミュニケーションをとることで、人間にしか作り出せないような交流や価値観が生まれるのではないかと、英語を話せることによる可能性を話してくれた。 最後はゲストと参加者が交流をし、実際に旅にでようと思いました!との意見も聞くことができました。 あなたは旅をしたことがありますか? きっと旅はあなたの人生を変えてくれますよ。

「ミライの働くとは?」でシリーズにしてきましたが、来月10月は、今福岡でホットな「起業」というキーワードで開催します!ゲストには、東京で注目の女性起業家・角田千佳氏と福岡を代表するベンチャー企業のCEO・橋本正徳氏をお呼びしています!
興味のある方はぜひチェックしてください!

Writed by saino.co

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